仕事の報酬とはなにか 田坂広志
少し古い本だけどあらためて再読。
田坂さんの本は結構読んでる。
いつ読んでも ism を感じる。
どんなテーマもポエムのような感覚で読ませてくれる。
生の語りも好きだ。
オラも ism を感じさせる人間になりたい。
あらためて線を引っ張った部分をメモ。
能力、仕事、成長
いかなるスキルも、テクニックも、ノウハウも、センスも、仕事の現場での厳しい修練を通じて、忍耐力を持って、粘り強く学んでいかない限り、決して、身につくことは、ない。
もっとも高度な知的活動は、もっとも強靭な肉体に支えられる
専門的な知識というナレッジ
職業的な知恵とでも呼ぶべき高度なスキル
「反省」という行為を通じて、「経験」を「体験」にまで高めていない。
「反省」する技術を身につけていないと、「反省」しているつもりが、
単なる「懺悔」や「後悔」になってしまう。
経験を追体験する。
反省で掴んだものを言語化する。
スキルを学ぶ前に、心得、心構え、心の姿勢をしっかりと身につけなければならない。
師匠から学ぶスキルを身につけていくために必要な3つの基本。
呼吸、着眼、心得
「私淑」の意味
直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。
反面教師という言葉の意味は、他人の中にある欠点は、必ず、自分の中にも、あるということを教えてくれる言葉。
邂逅とは、思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。
仕事の報酬は仕事。
良き仕事を残す。
我々が、日々の仕事において残すものは「作品」である。
我々が、心を込めて残す仕事は、一つの作品である。
あるタクシー運転手の乗り心地、気配り溢れる対応。
形に残らないサービスだったが、永く心に残るサービスだった。
一つのプロジェクトは、それらの仲間と作り出す共同作品。
それを創りだすためには仲間との深い共感が求められる。
それは、仕事の本質が知識創造だから。
これからの知識社会において、我々が取り組む仕事の多くは、仲間のもつ様々な知識や知恵を集め、新しい知識や知恵を生み出すことになっていく。
いわゆる、知識創造と呼ばれる仕事になっていく。
誰もが心の奥に、
「腕を磨きたい」という気持ちを持っている。
「良き仕事を残したい」という願いを持っている。
「成長していきたい」との祈りを持っている。
そして、
「仲間とともに歩みたい」との思いを持っている。
その人間同士が、
なぜか、この職場で巡り会った。
なぜか、この仕事で巡り会った。
それは縁。
その縁を得たことには、深い意味がある。
その意味を深く求めながら歩く時、
我々が仲間とともに残す共同作品には、
魂が宿るのかもしれない。
一生懸命に働くと「人間としての成長」が得られる。
「人間としての成長」とは、「心の世界に処する力」。
「心の世界に処する力」とは、
「心の世界を感じる力」。
「心の世界に働きかける力」。
「心の世界」とは、
「自分の心の世界」。
「相手の心の世界」。
「人間集団の心の世界」。
それらには「表面意識の世界」と「無意識の世界」がある。
「心の世界を感じる力」とは「自分の心の世界」を見つめることによって身につけることができる。
毎日忙しく一生懸命働いても、働くことの喜びを感じられない。
それは、「仕事の真の報酬」を見失ってしまったから。
いまの世の中の常識となっている考えは「仕事の報酬は、給料や収入である」という考え方。
この考え方には落とし穴がある。
我々の無意識に、ある「観念」を刷り込んでいる。
「仕事とは苦役であり、その苦役の対価として、金銭という喜びが得られる」。
その「観念」が「仕事そのものの中に、大きな喜びある」ということを忘れさせてしまう。
「仕事は面白くないけれど、給料が良いから我慢している」
「仕事は辛いけれど、生活のためには、仕方がない」
溜息をつくこともあれば、逃げ出したくなる時もある。
でも、
上司から贈られる「力をつけたな」の一言が、大きな喜びになる旬がんがある。
「腕(能力)を磨く」ことの喜びを感じる瞬間。
顧客の笑顔。
顧客が笑顔でかけてくれる「ありがとう」や「おつかれさま」の言葉が、さわやかな喜びになる瞬間がある。
「良き仕事(作品)を残す」ことの喜びを感じる瞬間。
仲間の思い。
仕事の壁に突き当たった時、仲間から伝わってくる温かい思いが、深い喜びになる瞬間がある。
「心の世界が広がる」ことの喜びを感じる瞬間。
どんな仕事でも、こんな喜びの瞬間がある。
そうした喜びこそが、素晴らしい「報酬」。
「仕事の真の報酬」
「収入」や「地位」などの「目に見える報酬」ではなく、「目に見えない報酬」なのである。
その「目に見えない報酬」を見つめる力がなければ、我々は決してその「真の報酬」を得ることはできない。
「目に見えない報酬」を見つめる力。
「目に見えない報酬」を求める心の姿勢。
それらがあれば日々の仕事の中から「無限の報酬」を得ることができるだろう。
「給料」や」収入」は、使い果たせば失われてしまう報酬。
「役職」や「地位」も、その職を辞すれば、失われてしまう報酬。
「人間としての成長」という最高の報酬は「決して失われぬ報酬」。
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2015年3月13日金曜日
2015年3月12日木曜日
『いつもの』に感謝
Time
5:23
4年前。
我が家の子どもたちは小学校5年生♂と3年生♀だった。
保育園から自分の部屋で1人で寝ていた上の子。
その日を堺に家族全員が同じ部屋で寝るようになった。
よほど…よほど…恐かったんだろう。
11年間経験したことのない経験が。
断続的な地震や停電。
テレビから流れるあの映像。
「非日常」という言葉で整理するにはあまりにも軽々しく浅い。
直接的な被害はないものの、感じた恐怖は子どもたちの胸に深く刻まれたことだろう。
上の子が6年生になって半年。
「自分の部屋で寝る」と言ってきた。
ようやく…
あの日以前の「いつもの」に戻ったんだろう。
「千年に一度」と形容される大地震。
生ある者としての命の使い方を今一度考える必要がある。
『いつもの』に感謝。
2015年3月11日水曜日
東日本大震災から4年
Time
4:53
まだ4年。
もう4年。
3年前、岩手県山田町を訪れてから「自分にできることをしたい」。
そう思いながらも自分の中で整理できないもどかしさが続いた。
ただ、訪れたからこそ伝えれることがある。
五感で感じたことを。
建物の倒壊や小学校のグランドに仮設住宅、逸らさずにこの目で見てきたこと。
自分も被災してるのに…そんな自らの声を押し殺して、被災した住民に罵倒されながらも職務を遂行した同業者と話したこと。
子どもたちとおもちゃで遊んだりおしゃべりしたこと。
冷たかった海風と潮の匂い。
海の幸を食べたこと、牡蠣はうまかった。
現地で地震が起きて怖かったこと。
今の自分にできることは伝えること。
3.11に綴った記録を自分のBlogで振り返ってみる。
その年々の思いや受け取り方が見える。
4年前(2011年)
その日のことを書いていた。
発震から24時間経過するまでの記憶を記録。
タイトル「24時間。。。。。発震から」
3年前(2012年)
3泊4日の滞在記を書いていた。
2tトラックいっぱいのおもちゃを詰め込んで岩手県山田町を訪れたのがちょうど3年前。
タイトル「岩手県山田町『おもちゃの広場日記③』~当日~」
2年前(2013年)
タイトル「三雪四晴」
現地に行ってから1年、なにもできなかった自分をなんとなく恥じていて、目を背けてたのかもしれない。
震災のことには最後に触れただけ。
1年前(2014年)
タイトル「3.11 もう3年…まだ3年…」
発生時からのことを振り返っていた。
冷静に噛み締めていた感じを受ける。
言語化することが大切だ。
風化させないためにも。
あらためてそう感じた。
自分にできることは伝えること。
だから、書き続ける。
週の折り返し。
3月も3分の1が過ぎた。
今朝は暴風雪。
荒れた天気。
黙祷
もう4年。
3年前、岩手県山田町を訪れてから「自分にできることをしたい」。
そう思いながらも自分の中で整理できないもどかしさが続いた。
ただ、訪れたからこそ伝えれることがある。
五感で感じたことを。
建物の倒壊や小学校のグランドに仮設住宅、逸らさずにこの目で見てきたこと。
自分も被災してるのに…そんな自らの声を押し殺して、被災した住民に罵倒されながらも職務を遂行した同業者と話したこと。
子どもたちとおもちゃで遊んだりおしゃべりしたこと。
冷たかった海風と潮の匂い。
海の幸を食べたこと、牡蠣はうまかった。
現地で地震が起きて怖かったこと。
今の自分にできることは伝えること。
3.11に綴った記録を自分のBlogで振り返ってみる。
その年々の思いや受け取り方が見える。
4年前(2011年)
その日のことを書いていた。
発震から24時間経過するまでの記憶を記録。
タイトル「24時間。。。。。発震から」
3年前(2012年)
3泊4日の滞在記を書いていた。
2tトラックいっぱいのおもちゃを詰め込んで岩手県山田町を訪れたのがちょうど3年前。
タイトル「岩手県山田町『おもちゃの広場日記③』~当日~」
2年前(2013年)
タイトル「三雪四晴」
現地に行ってから1年、なにもできなかった自分をなんとなく恥じていて、目を背けてたのかもしれない。
震災のことには最後に触れただけ。
1年前(2014年)
タイトル「3.11 もう3年…まだ3年…」
発生時からのことを振り返っていた。
冷静に噛み締めていた感じを受ける。
言語化することが大切だ。
風化させないためにも。
あらためてそう感じた。
自分にできることは伝えること。
だから、書き続ける。
週の折り返し。
3月も3分の1が過ぎた。
今朝は暴風雪。
荒れた天気。
黙祷
2015年3月10日火曜日
改革の改革
Time
5:25
『改革』という言葉が鋭利に感じる。
なんとなく痛みを伴うような…
改革とは、社会の変動や危機に対応し、従来の制度などを改めてよりよいものにすること。
改めて善いものにする…つまるところ改善だな。
従来の…とか、改めて…とか。
マイナスのポジションからゼロに向かって進めてるような。
それでも前進には違いないけど。
ただ、より善いものにするってことはプラスに向かってってこと。
改革の先にあるもの。
笑顔、喜び、達成感、、、それともお金。
現実的にそこまでの「改革」は進んでいないように思える。
厚労省の働き方改革、農協改革、 社会保障・税一体改革…
懐かしいところでは、小泉政権時の構造改革、規制改革、三位一体の改革…
日本の新生のための改革であったはずだと記憶している。
時が過ぎて地方創生。
国から地方、新生から創生。
そして、人材育成でよく言われる「意識改革」。
実は、この言葉はあまり好きじゃない。
否定が入口のような気がするから…
まあ、言葉の使い方なんだけどね。
何を言いたいかは理解している。
改革、Revolution。
My Revolution♫
この歌でRevolutionの意味を知った。
今でも色褪せていない。
ちょうどこの季節に入ってたドラマの主題歌だった気がする。
自分だけの生き方
誰にも決められない
夢を追いかけるなら
たやすく泣いちゃだめさ
実はデビュー曲と思われがちだけど4枚目のシングル。
シングルってのが時代を感じさせる^^
2015年3月9日月曜日
39day~言い切る強さ~
Time
5:19
「いいと思います」じゃなくて「いいです」。
「ないと思います」じゃなくて「ないです」。
「必要だと思います」じゃなくて「必要です」。
「やりたいと思います」じゃなくて「やります」。
「思い」を持つことは必要だけど…
こういう「思い」は不要かと…
言い切る強さを持ちたい。
曖昧さを断ち切るような。
「クセ」になっちゃってる。
「思います」が…
直していこう。
今日から。
3月も2週目突入。
今日は3.9でサンキューの日。
感謝の一日を^^
2015年3月8日日曜日
指1本の関係
Time
7:22
今日は髪を切る。
3ヶ月に1回ペース。
髪は洗ったら乾かしてそのまま。
基本的に、なにも整えないで毎朝出かける。
周りの人を不愉快にしない。
客観的に見て、身だしなみの許容範囲であればいい。
自分の髪型に正解がない。
あったとしても、その髪型にセットするだけのスキルがない。
ただのめんどくさがりかもしれないけど^^
最近は髪型にまったくこだわりがない。
パーマも3年くらいかけてない。
歳のせいか。
ただ、男としての色気は持っておきたい。
異性として認められたいという願望はある。
いつも美容院に行ってから本を見て決める。
指を指して終わる。
美容師さんは10年以上の付き合い。
指一本でオーダーできる関係が心地良いのかも。
2015年3月7日土曜日
祝辞は卒業生へのプレゼント
Time
6:41
卒業式が続く。
正式には卒業証書授与式か。
今週は高校と保育園。
来週は中学校。
再来週は小学校。
PTA会長にとっては祝辞を考えている最中だろう。
昨年の春まで小学校のPTA会長を2年間務めた。
4月からは中学校のPTA会長が内定している。
ブログへのアクセス数が急増している。
調べてみると「PTA会長 祝辞」のキーワードでググってたどり着いてるようだ。
祝辞は卒業生へのプレゼント。
自分の経験や思いを6年生がしっかりと理解できる言葉に変換して送り届けるもの。
卒業式は一定の形式に従って行う行事。
いわゆる式典ってやつで引き締まった儀式だ。
得意のお巫山戯は封印^^
読み返してみると、なんだか涙がこぼれる。
来週は下の子の卒業式。
59するだろうな…
タオル地のハンカチ持っていこう♫
平成24年度 碇ヶ関小学校卒業証書授与式 祝辞
正式には卒業証書授与式か。
今週は高校と保育園。
来週は中学校。
再来週は小学校。
PTA会長にとっては祝辞を考えている最中だろう。
昨年の春まで小学校のPTA会長を2年間務めた。
4月からは中学校のPTA会長が内定している。
ブログへのアクセス数が急増している。
調べてみると「PTA会長 祝辞」のキーワードでググってたどり着いてるようだ。
祝辞は卒業生へのプレゼント。
自分の経験や思いを6年生がしっかりと理解できる言葉に変換して送り届けるもの。
卒業式は一定の形式に従って行う行事。
いわゆる式典ってやつで引き締まった儀式だ。
得意のお巫山戯は封印^^
読み返してみると、なんだか涙がこぼれる。
来週は下の子の卒業式。
59するだろうな…
タオル地のハンカチ持っていこう♫
平成24年度 碇ヶ関小学校卒業証書授与式 祝辞
2015年3月6日金曜日
山下祐介先生の「地方消滅の罠」読了
Time
5:38
地方消滅の罠 山下祐介 氏
山下先生と平川市の縁は深い。
弘前大学時代には公共交通や過疎対策で何度も足を運んでいただいた大変お世話になった先生だ。
300ページのボリュウム。
特に第4章までは、読み進んでは戻り…の繰り返しだった。
時間というよりは、月日をかけてようやく読み終えた。
感じたことを正直に書いておく。
?や投げっぱなしの文末が多いのは勘弁を^^
まず、この本を「山下レポート」と呼ぶ。
「地方消滅の罠」。
「増田レポートの罠」。
筑摩書房は「○○の罠」シリーズが好きなようだ。
先日ご一緒した久繁哲之介さんの著書2冊も「罠」シリーズだった。
少子化、人口減少、不安定社会、消滅可能性とし、自治体消滅、地方消滅…
安心、安全、安定。
持続、循環、持続。
所属、権利、参加と協働。
過疎と過密、地方と中央。
自立、共生、強要、依存。
お互い様、お陰様。
循環→持続 → 協働→自立。
選択と集中 → 多様性の共生
一に成長、二に成長。
経済成長さえすれば、人口減少も地方消滅も解消される。
成長の対義語は失敗ではなく、排除なのではないか。
「選択と集中」が「勝者と敗者」に聞こえるのは僻みか…
国が示す限られた選択肢だけじゃなくて、地域が新たな選択肢を作る奥行きがあってもいい。
「選択」というよりは「選別」。
「集中」というよりは「統一」。
「選択と集中」というよりは「選別と統一」。
増田レポートはそんな印象。
生き残る地方の選択権は誰にあるんだろうか。
集中的な投資を行う地方の決定権は誰にあるんだろうか。
空き家と移住。
国内で繰り広げられる人口争奪合戦。
どこかが増えれば、どこかが減る。
日本というパイはさらに減少に向かっているのに。
地方と中央、頭の中は交わることがないけれど体は一体。
集中・発展政策 vs 分散・回帰政策
どちらのメッセージが聞こえるのか。
どちらの目標が見えるのか。
レフェリーは誰が務めるのか。
「ふるさと」
林弘樹監督がメガホンを取った、映画「ふるさとがえり」が真っ先に浮かんだ。
「あなたにとって “ふるさと” ってなんですか?」
多義的で抽象的、一様ではない。
平成の大合併での二者択一。
財政(カネ)を取るか、自治(心)を取るか。
映画「ふるさとがえり」のそもそもの入口は、「私達の心はバラバラです」と宣言することだった。
「心の合併」を目指して動いたプロジェクトは映画製作の道を選択し、全国で1,100回の上映会が開催された。
地方消滅…
平川市も消滅可能性市町村リストに載っている。
「消えてたまるか」
「消してたまるか」
そんな心の声が静かに聞こえた。
もしかしたら、山下先生がセットした心のアラームなのかもしれない。
自分の暮らす地域に目を向けて、しっかりと向き合わないと。
背中を両手で押された一冊。
嬉しいことに友人の名前も掲載されている。
P143の写真(集落点検)にはオラも参加。
P198、205 青森県職員 神 直文 氏
P205 須藤 勝利 氏
P205 久保田 圭祐くんが代表を務めるクリエイト
地方消滅の罠: 「増田レポート」と人口減少社会の正体 (ちくま新書)
山下先生と平川市の縁は深い。
弘前大学時代には公共交通や過疎対策で何度も足を運んでいただいた大変お世話になった先生だ。
300ページのボリュウム。
特に第4章までは、読み進んでは戻り…の繰り返しだった。
時間というよりは、月日をかけてようやく読み終えた。
感じたことを正直に書いておく。
?や投げっぱなしの文末が多いのは勘弁を^^
まず、この本を「山下レポート」と呼ぶ。
「地方消滅の罠」。
「増田レポートの罠」。
筑摩書房は「○○の罠」シリーズが好きなようだ。
先日ご一緒した久繁哲之介さんの著書2冊も「罠」シリーズだった。
少子化、人口減少、不安定社会、消滅可能性とし、自治体消滅、地方消滅…
安心、安全、安定。
持続、循環、持続。
所属、権利、参加と協働。
過疎と過密、地方と中央。
自立、共生、強要、依存。
お互い様、お陰様。
循環→持続 → 協働→自立。
選択と集中 → 多様性の共生
一に成長、二に成長。
経済成長さえすれば、人口減少も地方消滅も解消される。
成長の対義語は失敗ではなく、排除なのではないか。
「選択と集中」が「勝者と敗者」に聞こえるのは僻みか…
国が示す限られた選択肢だけじゃなくて、地域が新たな選択肢を作る奥行きがあってもいい。
「選択」というよりは「選別」。
「集中」というよりは「統一」。
「選択と集中」というよりは「選別と統一」。
増田レポートはそんな印象。
生き残る地方の選択権は誰にあるんだろうか。
集中的な投資を行う地方の決定権は誰にあるんだろうか。
空き家と移住。
国内で繰り広げられる人口争奪合戦。
どこかが増えれば、どこかが減る。
日本というパイはさらに減少に向かっているのに。
地方と中央、頭の中は交わることがないけれど体は一体。
集中・発展政策 vs 分散・回帰政策
どちらのメッセージが聞こえるのか。
どちらの目標が見えるのか。
レフェリーは誰が務めるのか。
「ふるさと」
林弘樹監督がメガホンを取った、映画「ふるさとがえり」が真っ先に浮かんだ。
「あなたにとって “ふるさと” ってなんですか?」
多義的で抽象的、一様ではない。
平成の大合併での二者択一。
財政(カネ)を取るか、自治(心)を取るか。
映画「ふるさとがえり」のそもそもの入口は、「私達の心はバラバラです」と宣言することだった。
「心の合併」を目指して動いたプロジェクトは映画製作の道を選択し、全国で1,100回の上映会が開催された。
地方消滅…
平川市も消滅可能性市町村リストに載っている。
「消えてたまるか」
「消してたまるか」
そんな心の声が静かに聞こえた。
もしかしたら、山下先生がセットした心のアラームなのかもしれない。
自分の暮らす地域に目を向けて、しっかりと向き合わないと。
背中を両手で押された一冊。
嬉しいことに友人の名前も掲載されている。
P143の写真(集落点検)にはオラも参加。
P198、205 青森県職員 神 直文 氏
P205 須藤 勝利 氏
P205 久保田 圭祐くんが代表を務めるクリエイト
地方消滅の罠: 「増田レポート」と人口減少社会の正体 (ちくま新書)
2015年3月5日木曜日
パレートの法則
Time
5:24
パレートの法則。
別名「80対20の法則、二八(にっぱち)の法則」
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見。
ほとんどの生産活動においては、全活動のおよそ20% ほどのわずかな部分が、結果の大部分(80%)を担っているという冪乗(べきじょう)則。
経済以外にも自然現象や社会現象等様々な事例にも当てはめられている。
身近なサンプルをネットから拾ってきた。
たとえば…
物事の本質の8割は、2割を見ればわかる。
離婚件数の80%は、離婚経験者20%が占めている。
所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。
全所得の8割は、人口の2割の富裕層が持つ。
売上の80%を占めているのは、20%の製品、20%の顧客である。
故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
仕事の成果の80%は、費やした時間の20%から生まれる。
2割の優秀な社員の売上げが全売上げの8割を占める。
文章で使われる単語の8割は、全単語数の2割に当たる頻出単語である。(ジップの法則)
ソフトウェア利用者のうち80%は、全機能のうち20%しか使わない。
ちなみに「二八(2月・8月)」は、1年の中で景気が悪いとされている。
オラの場合。
使えるアイディアの80%は、対話した人数の20%から生まれる。
オラは80%の正直さと20%のお巫山戯でできている。
だからタチが悪い^^
2015年3月3日火曜日
「便り合い」から「頼り合い」
Time
5:23
月末に配られる中学校からの「学校便り」。
次月の行事予定とコラムが書かれている。
留めておきたい言葉があったので引用。
『1年のまとめ、3月』
1年を振り返って自分の成長を確認する。
来年度どんな生活を送りたいのか、目標や決意を持ち、準備をしっかりと行うこと。
『別れと出会い』
別れは過去の記憶を思い出に変える力があり、
出会いは未来を変える力があります。
尊敬すべき人との出会いは自分をより謙虚にし、
守るべき出会いは自分をより勇敢にします。
愛すべき人との出会いは自分をより優しくし、
競い合える人との出会いは自分をより努力家にします。
ブルっとくる良い言葉だな。
卒業生を「さよなら」じゃなくて「ありがとう」で送りたい。
あらためて手紙の良さを感じた。
学校と保護者との手紙のやりとりがあってもいいのかも。
一方的な「学校頼り」にならないようにしないと。
依存ではなくてお互いに「頼り合う」関係。
我々親は、なにかと学校のせいにしたがる傾向が強い…と思う。
「便り合い」から「頼り合い」。
そんなことを感じた「学校便り」。
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