Search

2009年1月24日土曜日

第3回津軽地域づくり研究会

1.日時 平成21年1月24日(土)13時30分

2.場所 弘前大学総合教育棟213号

3.出席者
・市町村職員 11人
・県町村会 3人
・大学関係者 

4.内容
(1)韓国の雪祭りフォーラムの報告について(檜槇先生)

(2)基本理念の確認について
・賛同する者を入れても良いと文言化する。
・研究範囲は、津軽地区に限定して研究する。
(3)構想(案)の説明
①女性の農業について(弘前市:中澤)
1)農業における女性の身分について
2)女性が参入できる農業(所得の安定)を実現できたら若者の取り込みも期待できる
3)女性だからできるサイドビジネスの確立

≪意見≫
・特になし

②稲ワラ焼きについて(平川市:齊藤)
1)平川市での取り組みと提案(第3回資料)
2)県の取り組みは(県全体で稲作面積の3%の面積で焼却している)
3)健康被害(空気中の有害物質)調査はしていない(2004年、秋田大医で調査実績)
4)条例化の可能性(秋田県、新潟県で実施)
5)北海道で意識調査の事例

≪意見≫
・やめられない理由は何か?(高齢化、収集する作業ができない)
・稲わら焼きマップ作成などはどうか
・県で発表している3%の数値は、特定地域を抽出して概算で出したもの

③農業法人について(深浦町:五十嵐)
1)津軽地域の遊休農地を集め、大規模農業法人設立の可能性を探る
2)農業法人の普及状況調査と既存制度の問題点の洗い出し
3)モデル会社の運営と経営シュミレーション

≪意見≫
・中泊町では建設業がトマトの栽培に取り組んでいる(正社員2、非社員2)
・農業高校を卒業しても農業をやる若者は少ない?

④食と農と観光の発展について(弘前市:田中)
1)複数の農漁業者により、農産物と海産物、加工品をサイトで発信
2)体験型のグリーンツーリズム(農家民泊)
3)顔の見える安全安心の“食”の提供

≪意見≫
・安易に農に頼ると失敗する(アンデス電気のように・・・)
・楽天市場との違いを明らかにした方が良いのでは
・信用信頼を得られる工夫が必要
・道の駅によるネット販売は失敗に終わっている

(4)次回開催日等:平成21年2月28日(土)午後1時  弘大教育総合棟213号

・内容:各自調べた資料発表とテーマ絞り込み、研究内容(スケジュールなど)を決定する。

※次回までに各自(提案者以外が)興味のあるテーマについて資料を揃えて、事務局まで提出すること

須々田哲四朗展

平川市文化センターにおいて当市出身の画家「須々田哲四朗展」が開催されました。

昨年、黒石市のふるさと研究会に講師で呼ばれた時に出席していた、白鳳堂(平川市)の藤川恭子から「地元で開催される個展なのでぜひ遊びに来てください」と誘いを受けてたので、家族で行ってきました。
藤川さんは、「平川市には芸術が全然足りない」と言ってたのが強くおらの心に引っ掛かっています。

須々田さんの絵の第一印象は「原色の迫力」でした。

須々田さんのプロフィールと歴史が書いてあるプラカードを見てて、印象に残った言葉は、「音の出る絵を描きたかった」 です。

たしかに、見ていると南米のドラムの音が響いてきそうな感じを受けました。

芸術には疎いんですが、生(なま)っていいですね。

感動しました。


陸奥新報に記事があったので引用します。

故郷で初の個展―平川出身の故須々田さん 色彩豊かな52点

  1960―80年代に20年以上にわたってブラジルに居住し、抽象画を中心に世に作品を送り続けた平川市出身の油彩画家、故・須々田哲四郎さん (1925―2007年)の同市で初めての開催となる個展「須々田哲四郎の世界」(市教委主催)が21日、光城2丁目の市文化センター2階で始まった。入 場無料、会期は25日まで。

 須々田さんは旧平賀町生まれ。若いころに画業を志し、黒石市での個展初開催などを経て、61年にブラジルに渡航した。現地の女性と結婚し精力的制作に励み、妻との死別を契機に82年に帰国。この間に当地の各展で入賞し、70年には、国際造形美術家連盟の会員に推された。
 帰青後は黒石市を拠点に活動を続け、07年12月に82歳で亡くなる直前まで創作意欲を燃やし続けた。
 今回展示したのは、帰国後から描かれたものを中心に52点。赤、黄などのさまざまな原色がはじけ躍動する「オーケストラ」などの抽象画や、最晩年に描か れた「浄仙寺」などの風景画、持ち前の色彩感覚を和のテイストに注いだ「夜そぞろ」といった作品が並ぶ。ほかに、平川市民が所蔵していた貴重な初期作 「魚」。
 生前の須々田さんと10数年来の交流があった白鳳堂(平川市)の藤川恭子さんは「ブラジルでは須々田さんの抽象画は、東洋的な色使いが評価されていたよ うだ。風景画にも抽象画で培った感性が生かされている」と解説し「生まれ故郷での個展の開催に、本人も喜んでいるのでは」と語った。