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2012年11月22日木曜日

2012 木育キャラバン in ひろさき

初雪の舞う弘前に移動型おもちゃ美術館“木育キャラバン”がやってきた。

2日間スタッフとして参加した。
その概要と感想をまとめておく。


●日時
11月17日(土)10:00~16:00
11月18日(日)10:00~15:00

●場所
“岩木文化センター あそべーる”

●主催
認定NPO法人 日本グッド・トイ委員会
特定非営利活動法人 弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる

総合案内&ワークショップ受付



■木のおもちゃと遊び広場■
東京おもちゃ美術館からやってくる350点を超える木育キャラバンと、
青森ヒバの香り漂う積み木からなる広場。
★ゲームおもちゃの島
★ごっこ遊びの島
★2012年グッド・トイの島
★わらはんど城
★初めて出会うおもちゃの島
(1歳児までのお子さんと保護者の広場です)

お客さんを待つオープン前のグッド・トイたち

六角積み木でドミノ

■手作りストリート■
木を使ったもの作りに挑戦!
★バードコール
★バッジ
★青森ヒバの香り袋

■木育学びの広場■
心を育む”木育”という言葉を通じて、木に親しみ、
木に興味を持って頂くための大人も子どもも楽しめるコーナー。
★パネル展示
★青森生まれのリハビリ玩具

■プレイセラピー(PT)■
17日(土)10:00~12:00
言語聴覚士が遊びのお手伝いをします。

■ワークショップ■
Ⅰ ツリーイング(対象:小学生)体験料500円
17日(土)18日(日)両日とも午前・午後の部各10名(先着順)
専用のハーネスを付けて木登りにチャレンジ!



Ⅱエコな万年カレンダーづくり(対象:親子~大人)体験料500円
18日(日)10:30~11:30 定員15名・事前申し込み可(先着順)
ペットボトルキャップを使ったおしゃれなカレンダーでお部屋のセンスアップ!

■たか丸くんと記念撮影■
17日(土)12:00~16:00の間に2回

親子で手形をペタペタ

ぺたぺたは大きな木の葉っぱに


★弘前木育円卓会議★

林野庁の高木さんのあいさつ


■第一部■
★講演Ⅰ
「現代社会における木育の必要性」 
山下晃功(島根大学名誉教授)


★講演Ⅱ
「ウッドスタート事業の意義と展望~赤ちゃんから始まる生涯木育を目指して~」
多田千尋(東京おもちゃ美術館館長)


★実践報告
「里山づくり「王余魚沢倶楽部の森」 
小山内誠(青森県ふるさとづくりプラットフォーム機構常務理事)

■第二部■
<テーマディスカッション>
●パネラー
蛯名正樹(弘前市副市長)
一戸文爾(青森県農林水産部林政課課長補佐)
高木美貴(林野庁木材利用課課長補佐)
山下晃功(島根大学名誉教授)
木村和彦(弘前地方森林組合事業課長)
木村崇之(合同会社わらはんど代表)
斉藤吉人(弘前医療福祉大学准教授)
小山内誠(青森県ふるさとづくりプラットフォーム機構常務理事)
尾崎暁子(弘前保育所子育て支援センター主任保育士)
多田千尋(東京おもちゃ美術館館長)
清野眞由美(NPO法人弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる代表理事)
※順不同、敬称略

保育士・幼稚園教諭はもちろん、保育・教育を学ぶ学生、子育て中の保護者、
そして、木育を進める林業・木材産業、行政の方々等、さまざまな皆様にとって
今後の取り組みのために得るものがある会議。

円卓ではないけど(笑)、パネラーのみなさんがお互いに顔が見えて声が届く距離で
自分の言葉で『木育』について熱く熱く議論。


津軽での新しいつながりが形成され、新しいアウトプットが生まれる予感がした。

スタッフ(運営側)だったので、ちゃんと内容を覚えてなくて残念。
頭に残ってるのは、

『なぜ木のオモチャなのか?』 
よくあったかいであいまいに片付けられる。
それを明確にすることが必要。 
1.五感で感じる
5歳までが感性の天才時期。
その時期を五感で勝負してもらう。 
2.集中力を生む
木目は見続けることができる。 
3.会話が生まれる。
木を挟むとコミュニケーションが生まれる。 
木のオモチャはやりとりが生まれる。
一人で遊ばない。 
木は修復しやすい。つまり生まれ変われる。

1日目は、みぞれ混じりの悪天候にもかかわらず、約600人の方が訪れた。
2日目も荒天の中、約1100人の方が訪れた。

あっという間の2日間。
今回も新しい出会いと懐かしい再会があった。
“ぴーぷる”のイベントはいつも新しい何かを生んでくれる。

『ウッドスタート宣言』。
1人の自治体職員として非常に興味がある。
オラが市長だったらすぐにでも宣言したいとこだ(笑)。






この2日間、たくさんの木に囲まれ、木育を学び、木に関わる人たちとつながった。

多田先生とは『おもちゃフォーラム』でお会いして以来2年ぶりの再会。
その時、言っていた“時間の寄付”という言葉。
それ以来、お気に入りの言葉として多用している。

この2日間もとても気持ちのいい“時間の寄付”ができた。
後片付けを終えて、満たされた達成感と爽快感とともに会場を後にした。

来場者、スタッフ、関係者ともども、怪我がないのがなにより。
おつかれさまでした。

会場でアップル購入!
青森ヒバでいい香りです。