昨日よりはすっきり目覚めた。
空は、どういうわけか珍しく青空。
今日は、第19回 とがスポーツ杯ジュニアクロスカントリースキーリレーカーニバル。
女子3人、男子4人で構成する1チームが、3kmのコースを周回してタッチしていくリレー競技。
どういうわけか、オラの上の子もリレーの選手に選出された。
これは応援せねば!
お日様が出てきて、雪がとけるとワックスが効かなくなる。
ワックスを選ぶほうとしては、暴風雪の方が歓迎らしい。
9:20 前走がスタート。
リレーに選ばれなかった男子2人が参加。
真ん中のおじさんが、日の丸を振り上げたら一斉にスタート!
前走もタイムを取るから真剣。
先生は、「いいタイムを取って、君達を選ばなかった先生を後悔させてくれ」と伝えていた。
後方に見える岩木山がとてもきれいだった。
9:30 女子がスタート
女子は5年生6人が2チームでエントリー。
タッチゾーンの中で、体の一部(肩とか腰)をタッチして次の走者がスタートする。
10:30 男子スタート。
だんだん曇り空に…
男子は、6年生1人と4年生3人のチームでエントリー。
第3走者の息子にタッチ。
『 さぁ いげーーー 』
テンションが上がる。
豪快な鼻水と半分涙目で最後のだらだら続く上り坂へやってきた。
本当はルール違反なんだけど、200mくらい併走して煽った。
気分は前日の有馬記念のジョッキーだ。
次走者にタッチした後、倒れこんで5分くらい動けなかった。
彼の10年間の人生の中でもっとも限界を感じた瞬間だったと思う。
リレーは、団体競技だ。
自分のためだけに戦うものではない。
タイムや順位はどうであれ、限界まで頑張ったその姿は一同を納得させる。
泣けてきた。
息子を誇りに思うという感情が初めてこみ上げた。
最高のクリスマスプレゼントだ。
アンカーの応援に全員で向かう。
背中に「碇ヶ関」と刻まれた赤いロングコートは、代々の絆の証だ。
スキーは、マラソンと同じでスタートしたら誰も助けてはくれない。
ゴールまで孤独の旅が続くタフなスポーツだ。
この合宿、この一冬を通じて、心も身体も一層たくましく成長できると信じている。
その成長は、来季の野球部へと続き、己を裏切るものではないと。
2年後、現在の4年生が一番高い表彰台に立っている姿をイメージしながら、来年もこの地にやってくることを親子で誓った。