弘前市のNPO法人「弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる」(清野眞 由美代表理事)は23日から、弘南鉄道オフィシャルグッズで県産ヒバを使ったしおりを発売する。しおりは同団体が考案、製作したもので、弘南鉄道の8有人 駅と同市百石町のあおもり遊び体験広場で販売される。
同団体は2008年から市の鉄道等地域資源活用活性化事業に取り組んでおり、沿線地域活性化のためさまざまな活動をしている。しおりも同事業の一 環として製作した。
しおりは「伝えたい!緑の風とりんごの風景~私たちは弘南鉄道を応援しています!」をキャッチコピーに、岩木山と弘南鉄道を走る車両、ロゴマークがデザ インされている。
また、描かれているレールは10センチの定規としても使える。大きさは縦3センチ、横12センチ、幅2ミリ。
キャッチコピーを考えた花田政子さんは「車窓から見える移り変わる四季の風景を市民、観光客、子供たちに伝えたいという願いを込めた」とし、八栁角弥事 務局長は「鉄道はその土地の文化、地域資源なんだということを知ってもらえれば」と話した。
しおりは1枚500円で、売り上げの一部は弘南鉄道沿線地域の市民活動を活発化するための資金として使用される予定。
【写真説明】沿線地域の活性化を願い発売される県産ヒバを使ったしおり