4月に読んだ「はなぼん(花井 裕一郎 著)」。
ようやく読書メモをまとめた。
フックしたワードは「記録」。
こんな一節が書いてあった。
『記録は、未来の人へ「今」を伝えること。』
自分自身の「記録」の考え方について向き合ってみた。
どちらかというと、すぐメモるほうだ。
おそらく、記録には鮮度がある。
メモ媒体はRHODIAとiPhone。
手書きとフリック。
メモについて大切なことは「見返す」こと。
メモって終わって、見返した時に賞味期限切れなんてこともある。
稀に、見返すのを忘れてて鮮度が高くなる場合もある。
そんなメモを見つけた時は笑顔になるもの。
メモは一時的なもの。
永久的にするためにはノートにする必用がある。
デジタルの出番。
めんどくさいけど、未来に現在を伝えるため。
アナログとデジタル。
ボイスとサウンド。
フォトとムービー。
オラもメモり続ける。
以下、引用メモ。
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小布施人は自分では手に入れることのできない精神的、文化的、経済的な豊かさを、交流によって得ようとしている。だから、もてなすこと、交流することに、本気で臨むのだ。
来訪者とは訪れ人であり音連れ人。
つまり、未知の音、すなわち刺激を運んできてくれる存在である。
お客様、客人とは稀人、すなわち『ご縁を得ることが難しい、貴重な存在』なのだ。
小布施人と出会い、交流した僕は、その精神文化の根幹に『もてなし』があることを知った。
もてなしとは、『以て為す』。
自分の持てる物や発想、能力のすべてを駆使して、目の前にいる大切な人を喜ばせるために、全力を尽くし、自らは黒子に徹することだと思う。
記録は、未来の人へ『今』を伝えること。
その思いが集積されたときに、記録自体に意味や価値が生まれる。
また、膨大な記録の中から、何らかの意図に沿って部分を切り出し、組み合わせることによって、埋もれていた意味や価値を新たに創造することも可能だ。
ヒト・モノ・コトは、絶え間なく移ろいゆく。
僕たちは、今、ここでしか出会えないものに囲まれて生きている。後から振り返っても、過去を記録することはできない。だから、未来へ伝える宝物として、今、ここを記録する。
記録ってすごい!記録を編集すればエンタテイメントになる。まずは記録がなければ始まらないだ。生きているみんなのために、残していかなきゃ!
一つの企画や事業を進めていくとき、運営者自体で推進していく方が話はスムーズに運ぶだろう。
しかし僕たちは、図書館の主役である住民の声を最大限に尊重した。
委員のみなさんは、僕を含む運営者が目も向けないような部分に光を当て、それぞれの事情や感情を抱えた生活者の視線で、丁寧に、大切に考え、アイデアを出してくれた。長い時間を要するプロセスだった。ときに回り道のように感じられ、ときい大きなストレスも生んだ。
僕はその一つ一つを受け止めようと努め、みんなが納得できる結論を目指した。
議論に費やした時間と知恵とエネルギーの分だけ『自分たちの図書館』という当事者意識や愛着は増していった。これが、開館後の図書館を陰に陽に支え、包み込む力になってくれているのではないか。