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2012年8月28日火曜日

Petit DIALOGUE IN THE DARK in HIROSAKI


『ともだち何人か誘って遊びにきませんか?』
信平さんからお誘いのMAIL&TEL


『暗闇体験会&志村季世恵氏講演会』

タイトルからして暗闇の中での講演会だと思っていた
おもしろそうなので↓の4人を誘って参加した

弘前おもちゃ病院院長---> 小山内 忍
建匠おだぎり---------> 小田桐 正嗣
蟻塚学建築設計事務所----> 蟻塚 学
BONHEUR代表---------> 高橋 信勝

場所は弘前市
SPACE DENEGA

参加者は約60名
幼児、高校生、おじさん、おばさんまで幅広く


紙に包まれた筒のようなもの
高級なチョコでも入っているような黒い箱
真っ暗になってからのお楽しみツール


開会
志村季世恵 さんがお話で暗闇の世界まで
優しい柔らかい語り口で案内してくれる
でも
ドキドキ感は高まる

暗闇へのスイッチを入れる
全く何も見えない世界
音だけが頼り

途中で何かあったら
アテンドの綱ちゃん


暗闇の世界
いかに自分が視覚に頼って生活しているのがわかる

しかも受動的に目に入ってきたものを流して見ている
この世界に入った途端
視覚はなんの意味もなくなる

なのに…
自分の目は往生際が悪く
この期に及んでまだ何かを見つけようと
能動的に何かを探している

まるで圏外に置かれた携帯電話が
電波を探すように360度全方位から
圏外での携帯電話はバッテリーの消耗が早い

自分もそんな感じだった
見えないものを見ようとして自分の体力の消耗が早い


さて
エンターテイメントの始まり

耳の世界へ

綺麗なフルートの音色
力強い三味線の音
フルートと三味線のセッション

自分たちも足音や手で参加する


食の世界へ

2枚目の写真の答えは

紙に包まれたのがりんごジュース
黒い箱には
豆ごはん・つけもの・煮こごり

真っ暗闇の中
手探りで恐る恐る…だ

絵の世界へ

まずは紙と鉛筆を探し当てるところから
お題は『岩木山』

真ん中がどこなのかわかるはずがない
距離感もまったく…
感覚の世界だ


最後は近くに座っている6人で
数字を使わないで誕生日が早い順に並び替わるゲーム
声とスキンシップで入れ替わった

今日の体験会はここまで

照明がついた

会場に入ったときはぼんやりと薄暗くて
眠るにはちょうどいい感じの照明だった

その優しい照明は
元気の良い朝陽のような眩しさ

見えないモノを見ようとしていた
カタチのあるものだけが見えるものだと思っていた

見えないものは無理して見なくてもいい
自分から見に行くんじゃなくて
感じれる部分だけを感じるだけでいい

そんな感触の体験会だった


視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚
それぞれの自分のアンテナは
かなり鋭角(覚)になったような気がする

11月は体験会ではなくて
本格的なダイアログ

楽しみにしてます!


ダイアログ・イン・ザ・ダーク代表
Shinsuke Kanaiからのメッセージを引用

弘前の皆さんへ
私達は普段まっくらな環境をつくり、フラットな環境で助け合い、普段忘れがちな人に対する思いやりや慮ること、人を信じることを思い出すことをダイアログ・イン・ザ・ダークを推進しています。www.dialoginthedark.com今回弘前での講演と暗闇のでワークショップを通じて皆さんとお会いし、暗い中だけではなく明るい日常でも人を信じて温かいことを体で感じ、本当にうれしく思いました。そしてこんなにも多くの方々がダイアログを待ってくださっているのですね!11月のダイアログ、いまから楽しみでワクワクしています!