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2020年1月28日火曜日

アウェイ育児

【本業メモ】母子保健12月号

アウェイ育児

頼れる人のいない土地。
子どもにつきっきりの長く心細い一日。
ろくに家事もこなせず、虚ろに考え込む。
自分の存在は一体何の価値があるのだろう?
孤立感が高まるにつれ、自信を失っていった。

この5行はNPO子育てひろば全国連絡協議会が発行した「子育てひろば0123育ちの詩(うた)」に投稿してくれた母親の文章。

子育て家庭の流動性は高く、ひろば全教の全国調査によれば、「自分の育った市区町村以外で子育てをする母親」は、全国平均で全体の72.1%に達している。

私たちはこれを「アウェイ育児」と名づけ、「孤立の問題とつながりづくりのプロセス」に注目し、調査を行った。

その結果、アウェイ育児の場合には、近所で子供を預かってくれる人がアウェイ育児出ない場合に比べて約半数程度になるなど、孤立した子育てになる傾向が把握されることとなった。

【地域子育て支援拠点事業】
乳幼児の親子が気軽に集まれる場所であり、児童福祉法に基づく市町村事業。全国に7000か所以上ある。
アウェイをホームにする力を持っていることが示唆された。
親子が地域とつながる入り口となり、親子が地域の一員となっていくきっかけとなる。

子育てしている親と知り合いたかった
子育てでつらいと感じることがあった
子育ての悩みや不安を話せる人がほしかった

【母子保健との連携】
利用者支援事業基本型は、約半数が地域子育て支援拠点に設置されており、子育て世代包括支援センター全体の約11%が地域子育て支援拠点に設置されている。