2012.9.26 Tue.19:00~21:00
月1回の勉強会。
プレゼンターは『東青地域県民局の神 直文さん』。
テーマは『「地域支え合い体制づくり事業」からの展開』。
人口減少と限界集落への対応。
現居住者と過去居住者が相互に応援し、将来的に地域を支える仕組みづくりを構築するストーリー。
具体的には、青森市に住む今別町出身者による、ふるさと(今別町)の支援。
舞台は青森県東津軽郡今別町。
ここでプレゼンターが仕掛ける事業や町の人々との関わり方、T型集落点検の実施、深刻な人口減少と高齢化などについて話題を提供。
今別町の状況は、オラの地元『碇ヶ関』と状況が似ている。
人口、出生数、小中学校の児童・生徒数。
他人ごととは思えない。
現行の市町村というフレームでは『平川市』だが、旧市町村というフレームで見ると『隠れ過疎』。
しかし、地域住民は現実を受け入れているのか楽天的だ。
教育・雇用・買い物の中心である弘前まで車で30分。
JR碇ヶ関駅からは弘前駅まで20分。
碇ヶ関出身の多くも弘前市に居を構えている。
ここに住む者にとっては、そのくらいの時間は子供の頃から通い慣れた想定内なのだ。
弘前市民から見れば、『碇ヶ関はなんて遠いとこなんだ』というイメージ。
碇ヶ関住民から見れば、そのくらいの距離・時間は当たり前なのだ。
元気なお年寄りは、弘前まで弘南バスやJRで買い物や病院へ出かけている。
同業者として危惧したポイントは、『行政の高齢化』。
青森県市町村ハンドブックによると今別町役場職員の平均年齢は『51.3歳』。
そんなに遠くない将来に『行政の担い手』がいなくなるのでは。
町長も81歳。
町の進むべき方向性も不透明。
そんなことも視野にいれながら、プレゼンターの神さんが持続的に展開していく仕組みづくりを進めている。
もちろん、現居住者と過去居住者の架け橋となって。
来月、その仕掛け第1弾のイベントが開催される。
この『青森KEN民塾』からも大学生が協力する。
その機会にまたPRしたい。
限界集落のロールモデルになることを期待したい。
前回の記録
第4回 青森KEN民塾 『第三の大人の役割』
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