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2015年3月6日金曜日

山下祐介先生の「地方消滅の罠」読了

地方消滅の罠 山下祐介 氏

山下先生と平川市の縁は深い。
弘前大学時代には公共交通や過疎対策で何度も足を運んでいただいた大変お世話になった先生だ。

300ページのボリュウム。
特に第4章までは、読み進んでは戻り…の繰り返しだった。
時間というよりは、月日をかけてようやく読み終えた。

感じたことを正直に書いておく。
?や投げっぱなしの文末が多いのは勘弁を^^

まず、この本を「山下レポート」と呼ぶ。

「地方消滅の罠」。
「増田レポートの罠」。

筑摩書房は「○○の罠」シリーズが好きなようだ。
先日ご一緒した久繁哲之介さんの著書2冊も「罠」シリーズだった。

少子化、人口減少、不安定社会、消滅可能性とし、自治体消滅、地方消滅…
安心、安全、安定。
持続、循環、持続。
所属、権利、参加と協働。
過疎と過密、地方と中央。
自立、共生、強要、依存。
お互い様、お陰様。
循環→持続 → 協働→自立。
選択と集中 → 多様性の共生

一に成長、二に成長。
経済成長さえすれば、人口減少も地方消滅も解消される。
成長の対義語は失敗ではなく、排除なのではないか。

「選択と集中」が「勝者と敗者」に聞こえるのは僻みか…
国が示す限られた選択肢だけじゃなくて、地域が新たな選択肢を作る奥行きがあってもいい。

「選択」というよりは「選別」。
「集中」というよりは「統一」。
「選択と集中」というよりは「選別と統一」。
増田レポートはそんな印象。

生き残る地方の選択権は誰にあるんだろうか。
集中的な投資を行う地方の決定権は誰にあるんだろうか。

空き家と移住。
国内で繰り広げられる人口争奪合戦。
どこかが増えれば、どこかが減る。
日本というパイはさらに減少に向かっているのに。
地方と中央、頭の中は交わることがないけれど体は一体。

集中・発展政策 vs 分散・回帰政策
どちらのメッセージが聞こえるのか。
どちらの目標が見えるのか。
レフェリーは誰が務めるのか。

「ふるさと」
林弘樹監督がメガホンを取った、映画「ふるさとがえり」が真っ先に浮かんだ。
「あなたにとって “ふるさと” ってなんですか?」
多義的で抽象的、一様ではない。

平成の大合併での二者択一。
財政(カネ)を取るか、自治(心)を取るか。

映画「ふるさとがえり」のそもそもの入口は、「私達の心はバラバラです」と宣言することだった。
「心の合併」を目指して動いたプロジェクトは映画製作の道を選択し、全国で1,100回の上映会が開催された。

地方消滅…
平川市も消滅可能性市町村リストに載っている。

「消えてたまるか」
「消してたまるか」

そんな心の声が静かに聞こえた。
もしかしたら、山下先生がセットした心のアラームなのかもしれない。
自分の暮らす地域に目を向けて、しっかりと向き合わないと。
背中を両手で押された一冊。

嬉しいことに友人の名前も掲載されている。
P143の写真(集落点検)にはオラも参加。
P198、205 青森県職員 神 直文 氏
P205 須藤 勝利 氏
P205 久保田 圭祐くんが代表を務めるクリエイト

地方消滅の罠: 「増田レポート」と人口減少社会の正体 (ちくま新書)

2015年3月5日木曜日

パレートの法則

パレートの法則。
別名「80対20の法則、二八(にっぱち)の法則」
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見。

ほとんどの生産活動においては、全活動のおよそ20% ほどのわずかな部分が、結果の大部分(80%)を担っているという冪乗(べきじょう)則。
経済以外にも自然現象や社会現象等様々な事例にも当てはめられている。

身近なサンプルをネットから拾ってきた。
たとえば…

物事の本質の8割は、2割を見ればわかる。
離婚件数の80%は、離婚経験者20%が占めている。

所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。
全所得の8割は、人口の2割の富裕層が持つ。

売上の80%を占めているのは、20%の製品、20%の顧客である。
故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。

仕事の成果の80%は、費やした時間の20%から生まれる。
2割の優秀な社員の売上げが全売上げの8割を占める。

文章で使われる単語の8割は、全単語数の2割に当たる頻出単語である。(ジップの法則)
ソフトウェア利用者のうち80%は、全機能のうち20%しか使わない。

ちなみに「二八(2月・8月)」は、1年の中で景気が悪いとされている。

オラの場合。
使えるアイディアの80%は、対話した人数の20%から生まれる。

オラは80%の正直さと20%のお巫山戯でできている。
だからタチが悪い^^

2015年3月3日火曜日

「便り合い」から「頼り合い」

月末に配られる中学校からの「学校便り」。
次月の行事予定とコラムが書かれている。

留めておきたい言葉があったので引用。

『1年のまとめ、3月』
1年を振り返って自分の成長を確認する。
来年度どんな生活を送りたいのか、目標や決意を持ち、準備をしっかりと行うこと。

『別れと出会い』
別れは過去の記憶を思い出に変える力があり、
出会いは未来を変える力があります。

尊敬すべき人との出会いは自分をより謙虚にし、
守るべき出会いは自分をより勇敢にします。

愛すべき人との出会いは自分をより優しくし、
競い合える人との出会いは自分をより努力家にします。

ブルっとくる良い言葉だな。
卒業生を「さよなら」じゃなくて「ありがとう」で送りたい。

あらためて手紙の良さを感じた。
学校と保護者との手紙のやりとりがあってもいいのかも。

一方的な「学校頼り」にならないようにしないと。
依存ではなくてお互いに「頼り合う」関係。

我々親は、なにかと学校のせいにしたがる傾向が強い…と思う。
「便り合い」から「頼り合い」。

そんなことを感じた「学校便り」。

2015年3月2日月曜日

けっぱれ40代!

山本昌
キングカズ
武豊
クルム伊達
レジェンド葛西

共通するのは40代。
上から49歳、48歳、45歳、44歳、42歳。

自分の知ってる代表的なスポーツ選手。
もっとたくさんいるんだろうけど。

何歳になったら引退だ。
そんな既成概念を吹っ飛ばしている。

見ていてプレイに楽しさを感じる。
肩の力の抜き具合が絶妙。

何よりも怪我をしない。
身体が強い。

バランスとコントロール。
キモチとカラダ。

まだ44歳。
まだまだ現役。

まだまだまだ未熟。
まだまだまだまだ…^^

2015年3月1日日曜日

平成26年度年度末

カレンダーを3月に。
3月は2月と数字の配列が同じ。

3月はイベントが多い。
手帳も賑やか。

3月定例議会(3/3~3/17)。
黙祷(3月11日、午後2時46分)
小学校の卒業式&謝恩会(3/20)
お墓参り(3/21)。
男女共同参画講演会(3/21)。
人事異動(3/24あたりかな)。
課の歓送迎会(3/27)。
地区の教職員歓送迎会(3/28)。

後半はアルコールの機会が多い。
夜更かしも多くなりそうだ。

人事異動は無いとの告知を受けたのでドキドキもワクワクもない。
粛々と4月早々の発注に向けて腰を据えていこう。

今月も気持ちも身体も引き締めていこう^^