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2015年8月4日火曜日

桑田真澄の指導論

『桑田真澄の指導論』
冊子『Sport Japan』の古いメモを発見。

「指導してあげている」から「指導させてもらっている」へ。
勝利至上主義から人材育成主義へのシフトが求められている。

日本のスポーツ界では、選手が監督やコーチの指示によってプレイするものと思われがち。
でも、監督はメンバーを決めてサインを出すだけ。

あくまで主役は選手であって、その主役が自分で考えて行動するのがスポーツ。
選手は、洞察力、分析力、想像力のすべてを駆使して、ゼロコンマ何秒の間に判断してプレイしなければならない。

自分で考えて行動できる選手でなければ、そんなことは到底できない。
言われたこと以外できない選手が育ってしまう。

ミスしたときは、まず良かった点を褒めてから、なぜダメだったかを子どもたちに考えさせる。

指導者は英語で「コーチ」。
これは「大切な人を乗せて目的地まで運ぶ4輪馬」車が語源。

スポーツに置き換えれば「大切な選手たちを目標まで無事に送り届ける」ということ。
つまり、コーチとは、ともに悩み、考え、喜び合う「伴奏者」。
このことを忘れないでほしい。

<個人的なポイント>
洞察力とは、物事の性質や原因を見極めたり推察したりするスキルや能力のこと。
分析力とは、ある事柄の内容・性質などを明らかにするため、細かな要素に分けていくこと。
想像力とは、想像する能力やはたらき。過去の表象を再生するもの、全く新しいイメージを創造するものなどに大別される。

主役はプレイヤー、コーチは脇役。
ファシリテーターに通ずるものがある。

監督やギャラリーの声が強すぎると、指示がないと動けないプレイヤーができあがる。
指示を待つんじゃなくて、自分の考え、判断で動く。

この考え方はスポーツにかぎらず職場にも通ずるものがある。
今日はKJ TENNIS CADEMYの練習日。

考える練習も取り入れていこう♫
#KJ_TENNIS_ACADEMY