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2013年10月28日月曜日

山崎亮講演会〜人口減少時代の地域づくりセミナー〜

『人口減少時代の地域づくりセミナー』

日時 2013.10.28 Mon 18:00〜19:45
場所 平川市東京会館
主催 青森県、十和田市、平川市
講演 演題:人と人がつながるコミュニティデザイン
   講師:山崎 亮 氏 (studio-L代表)

<メモ>
事前に読んだ山崎さんの著書『コミュニティデザイン』にも書いてある海士町のお話。
具体的には海士町総合計画の策定を依頼された時のお話。

コミュニティデザイナーという仕事は、人と人とのつなぐきっかけを作る仕事。

「まちづくり」と「コミュニティデザイン」はよく混同されるが、その違いは捉える範囲の広さ。

陳情型(一方的なお願い)じゃなくて提案型(自分たちもやるから)へ。

特に高齢者の方は集まる口実(きっかけ)が欲しい。

計画のタイトルが決まらず、14歳から74歳までの80人で外出禁止の2泊3日の合宿を行った。
そこで出たキーワードから「島の幸福論」と命名。

箱作り、人集めだけでは活性化はされない。

5日に1件のペースで自治体からの依頼がある。
現状では30人のスタッフで対応できずに断っている状態。
その解決のためにコミュニティデザイナーをもっと増やす必要があると感じていた。
そんな時、山形市にある東北芸術工科大学から「コミュニティデザイン学科」開設の声がかかった。
来年4月に誕生する。
studio-Lは山形市に事務所を構え、講師もstudio-Lのスタッフがやる。
4年かけて学生を育てて、その学生には自分の故郷に帰ってもらって「故郷を元気にする仕事」をしてもらう。
そんな思いでこの依頼だけは引き受けた。

最後の質問では、
グリーン・ツーリズムについてのアドバイスはあるかと聞かれ、山崎さんは「来た人に自分たちの地域はどう見られているのか」を置き土産として置いてってもらうこと、それは材料(資料)になるからと。

それから、参加者は今日の講演を聴いてどうアクション起こすのか、聞くだけじゃなくてこれからどんな行動を起こすのかが大切だ。そして、行政はこんなにたくさんの人が集まってるんだから一緒に行動を起こさないともったいない、といった感想も出た。

まとめとして感じたことは、
人口減少という事実を受け入れることが必要。
そのうえで街の活動人口をどうやって増やすか?
定住人口でもなく交流人口でもない、大切なのは地域における活動人口比率を高めること。

山崎さんはすごく早口、しかも噛まない。
あっという間の90分。
ちゃっかりサインもらった^^
またいつか会えるんじゃないかという縁を感じたなぁ。