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2013年8月15日木曜日

2013 家族旅行〔けんじワールド>>> 盛岡〕

2013.08.09 Fri.

朝から想定外の雨。
しかも強い雨。
ワイパーが忙しい。

高速に乗って今月で閉館する『けんじワールド』へ。
約2時間で到着した。
9時開館の30分前。

開館を待っている30人ほどの行列。
秋田県、岩手県と通ってきたけどどこも雨。
『けんじワールド』に近づくにつれて雨は強くなったような気がした。



入館。
天井からは滝のような雨漏り。
相当、施設が老朽化している。
修繕するとなると相当な費用。
閉館の意味も感じ取れた。

混雑しないうちに滑り台系を制覇。
10時には1時間待ち。。。

あとはのんびり流水プールと波の出るプールでプカプカ。
11時に昼食、ファストフード。
食べ終えた頃、館内が停電。
10分くらいしてプール以外の電気が復旧。
シャワー、着替え、お土産を買って『けんじワールド』を後にした。



11時半、外に出てびっくり。
道路は冠水して、まるで川。
水位は膝丈、ジャバジャバとゆっくり進む。
道路の半分が崩壊、土砂崩れによる通行止めでUターン。
Uターンしても先の見えないほど並んだ車の列。
雫石町役場に電話して状況を確認。
「とにかく、その場を動かないでください」とのこと。
このあと予定していた『盛岡手づくり村』はもちろんパス。
とにかく盛岡市へ向かった。




国道に出ると、何事もなかったかのように車は流れていた。
結局、『けんじワールド』から盛岡市へは約2時間かかった。
気象庁では「経験したことのない雨」と表現していた。
たしかに自分の人生の中で一番の豪雨。
もちろん家族にも。
ある意味、鮮明な思い出として残った家族旅行。

イオン盛岡でぶらぶら。
晩ごはんをたべてホテルへ。
ホテルは「エスポワールいわて」。
我が家の盛岡での定宿。

テレビニュースは水害一色。
『雫石町』は大きな被害だった。
平川市のお隣『大館市』でも大変なことになっていた。

17時半、ホテルにチェックイン。
盛岡市の繁華街「菜園」にある老舗デパート『川徳』へ。
いつのまにか『LOFT』が入っていた。



ホテルの最上階は体育館(トレーニングルーム)になっている。
夜は恒例の卓球大会。
もちろん左手でも優勝^^
昼の出来事が夢だったかのような平和な夜だった。



2013.08.10 Sat.

翌日。
朝から蒸していた。
朝食を食べてホテル向かいの『岩手公園』を散策。
あっというまに汗だく。
一旦ホテルに帰ってTシャツを乾かした(笑)

チェックアウトして盛岡駅へ。
開運橋を渡って材木町へ。
本当は午後からの『よ市』の予定だったけど、天候が不安で切り上げた。
開運橋から北上川、遠くに岩手山を眺める。
北上川の水位は高く、土色に濁っていた。



静かな『材木町』



光原社。
宮沢賢治の生前唯一の童話集[注文の多い料理店]を発刊。
社名も賢治の手によって名づけられた。




『材木町』を後にして『岩手県立美術館』へ。
お目当ては「いわさきちひろ展」。



ちょうどピアノ・コンサートをやってた。




すごく優しい気持ちになった。
色の出し方、グラデーション、ぼかし。
とにかく色。
そして水の使い方に引き込まれる。
美術展を観るといつも思う。
「あんな絵が描けたら、モノが作れたら・・・」
心を満たされたまま美術館を出た。

8割の目的は果たした。
あとは帰るだけ。
帰省ラッシュの高速は混雑。

「ただいま」
無事、自宅に戻って深いため息。
肩の力が抜けた。
日常生活で経験できないことを経験した。
気づかれした旅だったけど、家族は満足そうだ。
それだけでいい。