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2013年7月16日火曜日

自分のミスを許さない選手の育成〜指導者の視点から〜



スポーツの指導に関するメモ。
この共感を共有したい。

野洲高校サッカー部監督 山本佳司さんの言葉に深く震えた話。

私が心がけているのは、「選手のミスを許さない」指導ではなく、「自分のミスを許さない選手を育てる」指導。

ミスをした時に、叱るのではなく、問いかける。
「ミスをした自分をどう思う?」
「プロになりたいじゃないのか?それで大丈夫なのか?」

「ミスはなぜ起こったか」と問いかける。
「その原因となったことを想定し、準備・練習していたか?」
「それでいいのか?」

「いま」のミスや敗戦ではなく、そこまでのプロセスの重要性に意識を持っていく。

「いま」はあくまでも「過去」の結果であり、「未来」への通過点でしかない。

体罰はミスを「いま」で完結させてしまうもので、次につながるものではない。
指導者は、スポーツは「選手ありき」であることを再認識すべき。

指導者は、自分のためでなく、選手の「いま」のためでもなく、「将来」のために指導するのである。