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2012年3月19日月曜日

岩手県山田町『おもちゃの広場日記④』~帰弘~

3.19 Mon

快晴

昨夜降った雪のせいか

冷え込んだ朝


その日の朝読んだ日経新聞に

山根一眞さんのコラムがあった


引用する


3.11の震災は新しい日本を作る契機になる
『復興』とはもう言わず
『新興』という言葉を使ったらどうか


元に戻すのではなく
新しい力のある地域や産業を興す


やろうと思ってもできなかったことを
大胆にやってほしい




あっという間の4日間


今までの

そして

これからの人生においても

かけがえのない体験となった



実際に現地を見て

何といっていいのか

言葉を探しても見つからない日々



実は昨日

『おもちゃの広場』が開場する前に

地震があった


オラは

どうせすぐ終わるだろうと思ってた

オラたちが気づかないほどの

揺れ始めの時

山田町職員の方が

『来るっ』って言った



危機意識というか

防災意識の差を感じた

心地の悪い「差」だった


『おもちゃの広場』での

子供たちの笑顔を見て

自分にできることはなんなのか...

強い気持ちがフツフツと沸いてきた


たぶん・・・

一方的な支援とか応援じゃなくて

好意が

おせっかいにならないように

現地の声を聴いて共に行う

“ To ” から “ With ” へ

“ For ” から “ Together ” へ 




裏を返せば

今回スタートした「egao応援プロジェクト」が

一刻も早く終了することが

われわれ “ ぴーぷる ” の願いなのかもしれない



今回はキックオフ

笛がなったばかり



ノーサイドの笛が鳴るまで

けっぱるべし!


帰路

通り道の『道の駅 やまびこ館』で購入


もっと現地のことを把握しないと



代表・隊長・姉さん

本当にお世話になりました
 

2012年3月18日日曜日

岩手県山田町『おもちゃの広場日記③』~当日~

3.18 Sun

『おもちゃの広場』当日

気合十分の朝

天気は快晴



山田町広報紙への掲載と

この↓チラシを事前に配布していただいた



今日も

『復興山田がんばっぺし祭り』


『おもちゃの広場』は

右奥の建物(パンだの隣)の2階


最終準備も終わって

あとはお客さんを待つだけ



最初のお客さんは

女の子3人組


この写真はオラのお気に入り

中に入った男の子は

壊さないようにフリーズして

『卒業式より緊張する』と。。。(笑)


続々と子どもたちがやってきた


チラシを見てきたという

家族連れも!






右から2人目のオレンジTシャツを着た

近藤さんは山田町の出身で

弘前医療福祉大学の

学生のボランティアとして参加



あっという間の5時間


「もっと遊びたい」 

「明日また来るから」

といった子供たちの声


後ろ髪を引かれるような気持ち



たくさんの方々とつながって

支えていただいて

怪我もなく無事に終了することができた


本当に感謝



山田町職員の担当してくれた方とも

再会を約束


必ずまた来る



2012年3月17日土曜日

岩手県山田町『おもちゃの広場日記②』~準備~


3.17 Sat


午後からの会場設営に向けて

ゆっくり起床


天気予報は

曇りのち雨


宮古市から山田町への道中


海際の住宅は

近いところは基礎部分

距離があるところはガラスの破損

空き地には動かない車の山








今日も

言葉を探しても見つけることはできなかった


今日の穏やかな海からは

想像もできない



『道の駅 山田』で昼食をとり

明日の “ おもちゃの広場 ” の会場

山田町中央コミュニティセンターへ向かった


山田町役場一帯は

保健センター・中央公民館・コミュニティセンターが

集約されている


ちょうどこの週末は

『復興山田がんばっぺし祭り』が開催されていた




さて

ここからが仕事


さっそく『おもちゃの広場』の

設営に取り掛かった


会場設営前



設営中


完成



山田町と平川市は姉妹友好都市


その意味でも

オラ自身の

今回の『おもちゃの広場』開催には

思い入れがあった


『おもちゃの広場』の開催に当たって

いろいろと面倒を見てくれた

生涯学習課の担当の方と初対面


いろんな話を伺った



地震や津波

山田町は火災での被害が多かったこと


公務員(奉仕者)として
責任を果たさなければいけない思い


家族に対して十分に手を差し伸べてやれない
悔しい思いと葛藤


町民の行き場のない
怒りや悲しみから寄せられる罵声


支援の受け入れのために
通常業務ができないことからくる焦り


震災から数ヶ月過ぎても
何をするにもマイナス思考で
これ以上何を頑張ればいいのか
自分も被災者なんだけど・・・


いっそあの時死んでいれば
こんなにつらい思いをしなくてもすんだのに


1年経った今
町民の方々からの
感謝やねぎらいの言葉を
素直に受け入れることができるようになった


少しずつ
非日常の生活から
日常の生活に戻ってきている


『生きていて本当に良かった』
この気持ちを持つことができるまで
1年の時間がかかった



山田町の現状を

事前に調べもせずにやってきたことを

恥ずかしく思うと同時に

ひどく失礼なことをしたと

痛い気持ちになった



明日の『おもちゃの広場』は

子どもたちや家族の方を


とにかく笑顔で迎えよう



たくさんの人に楽しんでもらえるように


岩手県山田町『おもちゃの広場日記③』~当日~

2012年3月16日金曜日

岩手県山田町『おもちゃの広場日記①』~出発~

2012.3.16 Fri - 19 Mon

岩手県山田町を訪れた

その目的は




3.16 Fri 出発



“ グッドトイ ” と呼ばれる良質のおもちゃや

青森県産材を使用した木製玩具を

たくさん詰め込んで目的地へ

“ ぴーぷる ” 四銃士で出発


晴れ渡る青空の下

まずは弘前大鰐I.Cから盛岡I.Cまで


岩手山S.Aで休憩

あんなにきれいな岩手山は初めてでした


高速を降りて三陸へ向かって峠越え


道の駅 区界 で休憩

雪も少なく津軽から見れば春


一気に宮古市内へ


市街地の入り口で

目に飛び込んできたのは

仮設住宅


TVの映像でしか見たことない風景に

心臓がいやなドキドキを始めた


海に近づいていくのがわかる


ドキドキは高まる



海沿いへ出た


右側の車窓から

防波堤越しに見る海は

あまりにも穏やか


左側の車窓には

住宅の基礎部分だけが

辺りに広がっている



爪あと

言葉を探しても見つからず

目の前の現実に胸が苦しくなる


これが

あれから1年後なんだ



弘前を出発してから3時間



今日から3泊する宿

国民休暇村 陸中宮古へ着いた


復興にかかる

工事関係者の宿泊が多いようで

山田町の宿がとれなかった


30分の距離にある

宮古市に連泊することにした




2012年3月15日木曜日

岩手県山田町で『おもちゃの広場』やりますよー!



NPO弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる ” では

復興支援の一環として


被災地における

子どもたちの笑顔あふれる

地域コミュニティ再生の

サポートをおこなうため


「egao応援プロジェクト」をスタートします!


その第一回目として

岩手県山田町で

「おもちゃの広場」を開催します!




“ おもちゃの広場 ” とは

グット・トイと呼ばれる良質のおもちゃや

青森県産材を使用した木製玩具など

200点以上のおもちゃで遊べる広場


日 時
3月18日(日)10時~15時 



場 所
山田町中央コミュニティセンター2F集会室

入場は無料


小さいお子様から

ご高齢の方まで

たくさんの方に

楽しんでいただけたらと思います


世界中の子どもたちに

愛されるおもちゃの魅力に

触れてみませんか



【お問合せ】 山田町教育委員会生涯学習課社会教育係 
TEL 0193-82-3111(内線623)
NPO弘前こどもコミュニティ・ぴーぷる
TEL/FAX 0172-34-0171
E‐mail peple-office@major.ocn.ne.jp
【共  催】 山田町教育委員会
【後  援】 青森県平川市/弘前市
【協  力】 青森グッド・トイ委員会
弘前医療福祉大学
合同会社わらはんど


山田町をはじめ

近隣にお住まいの皆様の

ご来場をお待ちしております

また

近隣地域に

お知り合いの方がいらっしゃいましたら

PRよろしくお願いします!


たくさんの笑顔の花が咲くよう

スタッフとして精一杯頑張ってきます!

では行ってきます!